
繊維壁や綿壁を自分でリフォームする事はできる?その方法を解説
築年数が長い住宅では繊維壁と呼ばれる建材が使用されている事も珍しくありません。経年劣化でボロボロになった壁を綺麗にしてオシャレでスタイリッシュな室内にしたいと自分でDIYやリフォームにチャレンジする人も増えています。本記事では繊維壁・綿壁を自分でリフォームする方法を解説していきます。 繊維壁・綿壁とは? 「繊維壁」とは、綿や糸状の繊維を含んだ壁用の建材・仕上材の事を指します。また、上記の建材で仕上げた壁の事を繊維壁と呼ぶケースもあります。原材料は、パルプや紙の綿状繊維、木粉などの粒状物など、様々な物があります。「綿壁」とは、繊維壁の一種で綿の中に光る素材を入れて塗った壁の事を指します。繊維壁と綿壁のどちらも一昔前までは日本で主流となっていましたが、現在はクロスや漆喰の壁が主流になっています。 繊維壁・綿壁を苦労せずにリフォームしたいなら専門業者に依頼 自宅の大規模なリフォームではなく、繊維壁・綿壁だけをリフォームしたいと考えている人も多いですよね。ですが、そのような作業に慣れていない人や手先があまり器用ではない人が自分でリフォームを行うと少し不格好な仕上がりになってしまうケースも珍しくありません。苦労せずに、綺麗にリフォームしたい場合は、専門業者に依頼するのが確実です。特殊壁紙施工の全国ネットワーク「ハンガーズ」では、多様な選択肢の中から好みに合ったデザインの壁紙を選ぶ事ができます。また、壁紙の張替え作業も専門の職人が行っているので自然で綺麗な仕上がりになります。自分で綺麗にリフォームする自信がないという人は、ハンガーズの実際の施工例を見て利用を検討してみてください。 自分で繊維壁・綿壁をリフォームする方法 では、ここからは、自分で繊維壁・綿壁をリフォームする方法を解説していきます。ザラザラとした感触のある繊維壁・綿壁ですが、その上から新しい壁紙クロスを貼る事は可能です。その方法が「専用の背着剤で固める」です。ホームセンターや通販でも購入できるので事前に準備しておきましょう。また、その際には、接着剤を塗るためのローラーバケやペンキ用ハケ、養生テープ等も忘れずに用意してください。 周囲が汚れないように養生テープで保護 いきなり繊維壁に接着剤を塗るのではなく、まずは周囲が汚れないように養生テープで保護を行います。畳や襖といった接着剤が付着すると汚れてしまう物にテープを貼っていきます。保護したいスペースが広い場合は、ビニールシートを活用しましょう。リフォームしたい繊維壁に接着剤を塗る養生テープでの保護が完了した後は、リフォームしたい繊維壁に満遍なく専用の背着剤を塗っていきます。 しっかりと乾燥させる 接着剤を塗って後は、しっかりと乾燥させる必要があります。表面上は乾いていても内部がまだ乾燥していない場合もあるので、半日程度放置してしっかりと乾燥させるようにしてください。その際に凹凸がなくなるようにパテを使って表面を平らにすると綺麗に仕上がります。 壁紙を貼る 土台となる繊維壁に塗った接着剤をしっかりと乾燥させた後は、新しい壁紙を貼っていくだけです。必要な大きさ+5cmほど余裕を持たせた壁紙を貼り付けていきます。壁紙の裏側のフィルムは全て剥がすのではなく、上半分だけ剥がしましょう。余裕を持たせた箇所が少しはみ出るように貼り付けます。貼り付け位置に問題がなければ内部の空気を押し出していきます。ヘラを使って壁紙の余分な部分(カットする部分)に折り目を付けます。※角の部分は折りたたむように折り目を付けると綺麗に仕上がります。最後に余分な部分をカットすれば完成です。壁紙を貼る面積が大きて2枚使用する場合は、1枚目の壁紙と2枚目の壁紙を少しだけ重ねるように貼り、重なった部分をカットするようにしてください。 ベニヤ板やプラスターボードを使った張替えもおすすめ また、ベニヤ板やプラスターボードを使った壁紙のリフォームもおすすめです。先ほどの接着剤を使用した繊維壁のリフォームよりも綺麗に仕上がる、薄い壁紙でも凸凹が目立ちにくいといったメリットがあります。 まとめ 繊維壁・綿壁を綺麗にリフォームするには、専門の業者を頼るのが確実です。しかし、頑張れば個人でも綺麗に張り替える事は可能です。業者に依頼せずに自分でDIYやリフォームをしてみたいと考えている方は、今回の記事を参考にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?