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ハンガーズのこと

Who we are

Why is the wall of the Japanese house white?

 

建材か、インテリアか

「日本の壁に彩りを」――ハンガーズのコンセプトは、次のようなプロセスを経て生まれました。
1950年代~70年代にかけた高度経済成長期、安価で、簡単に貼れる白いクロスが急速に普及し、日本中の建物の壁はたちまち白く覆い尽くされてしまいました。日本の壁が”彩り”を失った理由は、「壁紙=建材」という日本独自の考え方によるものです。
一方、海外では「壁紙=インテリア」と位置付けています。斬新な柄の壁紙で部屋を彩ったり、好きな色のペンキを塗ったり、ホームパーティーのたびに壁を模様替えして来客を驚かせたり……。海外の人にとって、壁は暮らしを豊かにするインテリアのひとつなのです。
高度経済成長期以前、日本の壁紙には箔・織物・和紙などの彩りあふれる特殊素材が使われていました。しかし、白いクロスが普及した数十年の間に、特殊素材の壁紙を貼る「技術」の継承が途切れてしまったのです。素敵な壁紙があっても、「貼る技術」を備えた職人がいない。この現実に危機感を抱く壁紙職人がいました。

日本の壁に彩りを

ハンガーズとは、輸入壁紙、デジタルプリント、箔・織物・和紙壁紙を専門に扱う、業界のトップランナー3人が発起人となり立ち上げた、特殊壁紙施工の全国ネットワークです。
「日本の壁に彩りを取り戻す」という共通の志を持つハンガー同士が、さまざまな特殊素材に対応できる技術を身に付けるために、情報を共有し、技術を競い合い、そのネットワークは日本全国へと広がるまでに成長しました。特殊素材の壁紙を貼る技術を備えたハンガーを育て、個人がもっと多様な選択肢の中から壁紙を選べる環境に変えていく。そんな熱い思いで結ばれ、ハンガーズは活動しています。